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敷金返還のポイント

敷金返還で押さえておくべきポイントをご説明いたします。



敷金・保証金ってなに?


敷金・保証金とは部屋や事務所を借りるときに、「家賃の不払い、滞納」や「部屋の一部をわざと汚したり、不注意で壊してしまった場合の費用」を大家さんに前もって預けておくお金です。預けたお金ですから、場合によって差し引かれることはあるものの、退去時は当然返ってくるものということですね。

しかし、借りる側(=入居者)も貸す側(=大家さん)も、昔からの習慣などで、敷金・保証金は大家さんのお金だと勘違いしている事が非常に多いためトラブルが発生します。

敷金・保証金はあなたのお金を大家さんい預けただけなのです。不要な修繕や不当な請求に応じる必要はありません。

ただし、あなたが入居の規則を守っていなかった場合、例えば、こまめな掃除や換気をしていなかった、ペット禁止なのにペットを飼っていたときなどは、圧倒的にあなたが不利な立場になりますので注意ください。


現状回復義務ってなに?


敷金・保証金のトラブルで良く耳にするのが「現状回復義務」という言葉です。これは「建物(部屋)を借りたあなたが退去するときに、借りている間に生じた損耗や劣化した部分を、入居した当時の元の状態に戻しなさい」という意味です。

とは言え、なんでもかんでも「損耗や劣化」した部分を元に戻す必用はありません。損耗や劣化は法律的に大きく4つに分類されています。

  1. 部屋自体の時間的、自然的な劣化
  2. 入居者の通常使用によって生じた損耗や劣化
  3. 通常使用による損耗だが、それを放置したことで更に拡大・悪化した損耗や劣化
  4. 入居者の「通常を超える使用」によって生じた損耗や劣化

上記のうち、③と④の場合、入居者の自己負担で元に戻しなさい(=現状回復)と定められています。

現状回復費用の負担者はどちら?


大家さん負担の例

~ あなたが通常の住み方、使い方をしていても発生すると考えられるもの ~

☑畳の裏返し、表替え(特に破損等ないが、次の入居者のために行う)
 理由:入居の入れ替わりによる物件の維持管理上の問題であるため

☑フローリングワックスがけ
 理由:通常の生活で必ず行うとは言いきれず、物件の維持管理の意味あいが強い

☑畳の変色、フローリングの色落ち(日焼けなどによるもの)
 理由:日照りは通常の生活で避けられないものであるため


あなたの負担

~ あなたの部屋の手入れ等の管理が悪く発生、拡大したと考えられるもの ~

☑カーペットに飲み物をこぼしたことによって発生したカビやシミ
理由:カーペットに飲み物をこぼすこと自体は通常の生活の範囲だが、その後の手入れ不足で発生したカビ、シミの除去は入居者で負担するものであるため

☑冷蔵庫の下のサビ跡
 理由:冷蔵庫に発生したカビが床に付着しても、拭き掃除で除去できる程度なら通常の生活の範囲内と考えられるが、そのカビを放置したため床に破損等を与えることは、入居者の不注意による場合が多いと考えられるため


あなたの負担

~ 使い方しだいで発生したり、しなかったりするもの ~

☑引越作業で生じたひっかきキズ
理由:入居者の管理・注意不足による場合が多いと考えられるため

☑畳やフローリングの色落ち(入居者の不注意で雨が部屋の中に吹き込んだ場合等によるもの)
理由:入居者の管理・注意不足による場合が多いと考えられるため


上記は一般的な例です。個々の事案により入居者・大家さんのどちらが負担するかは異なりますのでご注意ください。


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